ルイボスティーで痩せる?種類の違いと淹れ方・選び方

ルイボスティーは、南アフリカ原産のルイボスを使うお茶です。無糖で飲めるものを選べば、甘い飲み物の代わりになります。ただし、飲むだけで体脂肪が減ったり、肌が若返ったりすることを保証する飲み物ではありません。

情報の基準日:

赤褐色のルイボスティーと細かく刻まれた乾燥葉、ティーバッグ
ルイボスの乾燥葉は細かいため、茶こしやティーバッグを使うとカップに葉が残りにくくなります。
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ダイエットで使うなら、飲み物の糖分と量を確認

砂糖入りの紅茶やジュースを普段飲んでいるなら、同じ量を無糖のルイボスティーに替えることで、飲み物から摂る糖分やエネルギーを減らせます。食事にお茶を足すだけの場合や、砂糖・はちみつを加える場合は、置き換えと同じ変化にはなりません。

例えば、伊藤園の「Relaxルイボスティー ティーバッグ30袋」は、原材料がルイボスで、抽出液100ml当たりの表示が0kcal、カフェイン0mgです。この表示は1袋3gを95℃の湯1Lで10分抽出した分析条件によるもので、砂糖やミルクを加えた飲み物の値ではありません。

健康効果の表示を頼りに選ぶときは、「一般食品・トクホ・機能性表示食品の違い」も確認してください。普通のルイボスティーと、特定の機能を表示する個別商品は同じ条件ではありません。

「抗酸化」の研究は、減量や妊活の効果を示すもの?

2011年の成人を対象にした試験では、心血管疾患のリスクがある40人が、発酵したルイボスティーを1日6杯、6週間飲み、血中脂質や酸化に関わる指標などを測っています。体重の減少、肌の若返り、妊娠しやすさを確かめた試験ではありません。6杯という量も、誰にでも勧められる日常の目安にはできません。

便秘や下痢、不妊の悩みには、お茶の効能を期待して飲む量を増やすより、症状に応じた診察や治療を優先してください。

レッドとグリーンは、製法と風味が違う

ルイボスの種類を選ぶときの目安
種類製法・風味の傾向選ぶときの確認点
レッドルイボス発酵タイプ。赤褐色で、コクのある味わい。ルイボスらしい風味を好むなら候補に。最初は少量入りで味を確かめる。
グリーンルイボス発酵させずに乾燥するタイプ。すっきりした風味。レッドの風味が強く感じられるなら候補に。「グリーン」は緑茶入りという意味ではない。
ブレンド・香り付き他のお茶、ハーブ、香料などを組み合わせた商品。内容は製品ごとに異なる。紅茶・緑茶の配合、砂糖・はちみつ、アレルギー表示や対象年齢を確かめる。

レッド・グリーンの製法と風味:H&F BELXのよくある質問。味の感じ方は茶葉と抽出条件でも変わります。

「ハニーブッシュ」は、ルイボスとは別の植物を使うお茶です。名前に「ハニー」があっても、はちみつ入りとは限りません。はちみつを含むかどうかは原材料表示で判断してください。

カフェインゼロを選ぶときは、ブレンドの中身まで見る

ルイボスそのものはカフェインを含みません。ただし、紅茶や緑茶が混ざった商品までカフェインゼロとは限りません。商品名に「ルイボス」と書かれていても、原材料一覧とカフェイン表示を確認してください。

香りの甘さと糖分も別です。フレーバーティーでも無糖のものがある一方、はちみつ入りの商品には別の注意があります。伊藤園の「プレミアムルイボスティー はちみつフレーバー」には、はちみつを含むため1歳未満には与えない旨の表示があります。

夜の飲み物など、カフェインを避けて他の種類も探したい方は「カフェインを含まないお茶の選び方」や「杜仲茶の選び方と淹れ方」へ。

カップ用と大容量用で、袋数・水量・時間を変える

同じ1袋でも、カップ用とやかん・ボトル用では適した水量が違います。袋の淹れ方を先に確認し、抽出時間は味を整えるために調整してください。長く煮出すほど痩せる、妊活に役立つ、といった判断はできません。

メーカーが案内する淹れ方の例
対象と方法袋数・水量温度・時間
伊藤園 JAPANESE TEA STOREのカップ用ティーバッグ1袋・湯150ml熱湯・60秒
TIGERのティーバッグ・お湯出し1包・湯1〜1.5L沸騰した湯・2〜3分
TIGERのティーバッグ・水出し1包・水1〜1.5L冷蔵庫で約8時間
TIGERのティーバッグ・煮出し1包・水1〜1.5L沸騰後、弱火で3〜5分

出典:伊藤園のいれ方ガイド、TIGERのルイボスティーの淹れ方。それぞれの製品向けの条件です。違う容量の袋や混合茶には、その商品の表示を使ってください。

1L用の袋を150mlのカップで使うと、表示より濃くなります。カップで飲み切りたいならカップ用、まとめて作るなら大容量用を選ぶと、味と作る量を合わせやすくなります。薄く感じるときは、まず表示どおりの水量と時間かを確認してください。

冷たく飲むなら、清潔な容器で冷蔵保存

  1. その日に飲み切れる量を決め、商品が水出しに対応しているか確認する。
  2. 洗浄した容器に、表示どおりの水とティーバッグを入れる。TIGERの上記水出しなら冷蔵庫で約8時間抽出する。
  3. 抽出後は袋を取り出して冷蔵保存し、コップに注ぐ。容器に直接口をつけない。
  4. 作った時刻を目安に早めに飲み切る。残りに水や新しいお茶を足して翌日まで使い続けない。

伊藤園は、ティーバッグで作ったお茶について、お湯出し・水出しとも冷蔵し、なるべく24時間以内に飲むよう案内しています。24時間まで品質が保証されるという意味ではありません。商品の保存表示がある場合は、そちらを優先してください。熱いお茶を冷やすときも、常温で長時間置いたままにしないようにしましょう。

妊娠中・乳児への飲用は、カフェインだけで判断しない

妊娠中は「ノンカフェインだから量を気にせず飲める」とは考えず、継続して飲む前に産科の医師・助産師に商品と量を伝えて相談してください。特に、濃い抽出液やポリフェノールを多く摂る目的で飲用量を増やすことは避けましょう。

2022年の症例報告には、妊娠26週頃からルイボスティーを毎日約500ml飲んだ妊婦の赤ちゃんで、胎児期に動脈管という血管が早く狭くなる異常との関連が疑われた例があります。1例の報告だけで、お茶が原因だったと確定したり、どの量なら安全かを決めたりすることはできません。「500ml未満なら安全」という上限としても使えません。

1歳未満の乳児には、はちみつやはちみつ入り飲料を与えないでください。厚生労働省の注意喚起では、通常の加熱・調理では乳児ボツリヌス症の原因となる菌を防げないことも示されています。カフェイン0mg・0kcalの表示があっても、この注意は変わりません。

授乳中、服薬中、肝臓・腎臓の病気などで食事や水分量の指示がある方は、混合するハーブを含めた原材料と、実際に飲む量を医師・薬剤師に伝えてください。飲んで体調が悪くなった場合は飲用を止め、「お茶を飲んで体調が気になるときの確認点」を確認しましょう。

購入前に確かめたい4つの表示

  • 風味:レッドかグリーンか。香り付きなら、好みに合う香料やブレンドか。
  • 原材料:ルイボスだけか、他のお茶・ハーブ・甘味を含むか。
  • 調製量:カップ用か大容量用か。1袋の重量と作れる量を確認する。
  • 注意事項:カフェイン、アレルギー、はちみつ、対象年齢、保存方法。

「何包入り」だけで比べると、カップ用と1L用の違いを見落とします。少量で風味を試し、使う容器と飲み切れる量に合うものを選ぶと続けやすくなります。

ほかのお茶も比較する

杜仲茶の選び方と淹れ方では、カフェインを含まない別の茶の原材料と調製条件を確認できます。味や淹れる手間で探すなら「お茶の種類を比較する」へ。